新刊案内


以下、学際センター専任教員宮野准教授の新刊案内

一部、学際センター活動と関わるため、センターHPのにて案内いたします

 

2019/03/02 日経新聞に広告掲載いただきました

2019/02/28 Webサイト「読書人」にて掲載いただきました

 

 

 

 

【祝:発刊】
10年来想い続けた<学問>をつづりました!

 

 

 

 

 

 
 
逃げ出したい・・・ 

 

 

実は、講演や講義の直後に心からそう思うときがまれにあるんです。

聴講者の感想も怖くてとても聞けない、とにかくみんなの前から消え去りたい!って。
  
なんでこんなに怖いのかって考えたなら、

それは生身の心をさらけ出して、
うそ偽りなく自分の言葉で語れたときの感情なのではないか。

 

と、最近気づいたんです。

 

事実、そういう講演の感想文を(気持ちが落ち着いた数日後に)読むと、

響いたと書いてくれた人が多い気がしています。

 

 
 

そして、今回の書籍もそうなんです。ほんとうに怖い。
 

 

 
批判が怖いっていうのじゃないんです。
だってご意見頂くのは次への糧なのでとてもありがたいことですし。

そんなんじゃなくて、何かこう、裸のまま人前にでるというか、
そういう無防備な精神をさらけ出すのにとても勇気がいるってことなのですわ。

 

もし、「しかたないな。ミヤノが勇気出したっていうなら、

まあ、おもしろくないとおもうけど、応援がてら読んでやるか」

と汲んで頂けるのならとても幸いです。

 

 

 

本書は、3つの章からなり、

 

 

 第一章は、大学1,2回生に向けた講義録をもとにしたライブ感あるもの。

 

 第二章は、大学や学問の現状についてエッセイ形式でまとめたもの。
「役立つ研究って?」とか、「基礎研究って?」とか、
よくある話題について僕なりに完結した論を述べています。

 

 第三章は、僕の所属組織である京都大学学際融合教育研究推進センターの
日々の奮闘をインタビュー形式で書いたもの。
年間10大学以上が視察にきていただけるようになった
そのセンターのトライ&エラーを包み隠さず書きました。

 

  
 ゆえに、いうまでもなく、この第三章は僕だけの仕事ではなく、
学際融合教育研究推進センター長の重田先生やスタッフや
いろんな企画に参加してくれる研究者のみなさんあってこそ。

 

そこで、出版により得られる印税の1/3程度は、

躊躇なく当センターに関わるユニットの研究活動
および毎月の異分野交流会に集う研究者と参加者の研究活動(ライトユニット)
のために使うことをこの場で宣言いたします。

 

 

 

以下、その使途のリストです。順に僕の野望が大きくなります笑。

学問のパトロンがいないと嘆くぐらいなら、自分がパトロンになればいいのだ。

 


レベル1

通常の予算では出しにくい研究会中のコーヒーを提供する
 ↓ 
通常の予算では出しにくい研究会中のお弁当を提供する
 ↓ 
イベントの広報にFacebookやTwitterの広告をだしたい!って研究者に広告費をわたす
 ↓ 
研究会の場所を大学の無味乾燥な場所でなく、京町屋とか気の利いたところでやる会場費に充てる
 ↓ 
研究にどうしてもバイトを雇用したい!けど事務手続きが間に合わない!
ってときにバイト代をだしてあげる

 ↓ 
対話や議論を盛り上げるために、あえて安ワインを大量に持ち込んであげる
 ↓ 
「研究会にどうしてもお呼びしたい著名な研究者がいるが規定通りの安い謝金しかだせない」
ってときに追金する

 ↓ 
海外のお客さんをもてなしたいが自腹をきるのはつらい(とうぜん大学の金では無理)
ってときに援助する

 ↓ 
装置が故障したけど、国の予算じゃ修理費はだせないってときに代わりにだす


学外からも大勢が参加してくれる毎月開催の異分野交流会を毎回無料にする
 ↓ 
前代未聞の研究会を開催したい!という研究者に開催費を提供する
 ↓ 
人気がでてきて院生が増えたけど居場所が足りないってときに院生室の家賃を肩代わりしてあげる
 ↓ 
出版したいがエッジーすぎてマニアックすぎて助成金がとれないって本の出版費用をだす
 ↓ 
競争的資金の連結が悪く、雇用しているポスドクの方が数ヶ月無職になるってときに人件費をだす
 ↓ 
どうしても人手が足りない!って研究室に研究者1名分の人件費を渡す
 ↓ 
「どうしよう、4月から無職になる・・・」っていう研究者を1年学際センターで雇用する
 ↓ 
私、この研究で起業したい!!!!って研究者にスタートアップ資金を提供する
 ↓ 
京大100人論文」と同じ企画を他大学でできるよう資金提供する(ノウハウも)
 ↓ 
寄付講座を作ってラボをまるまるプレゼント
 ↓ 
京大学際研究着想コンテスト」と同じ企画を他大学でできるよう資金提供する(ノウハウも)
 ↓ 
学会を作ってあげて、向こう10年、運営資金を提供する
 ↓ 
こいつはスゴイ・・・まっとうな変態や・・・という研究者を100人集めて毎年ハワイで合宿する


学際センター所属のユニットおよびライトユニットに何に使ってもいい活動費を提供する。
(ただし科研費や一般の助成金でもやれるであろうこと、あるいは、
金と時間さえあれば企業体でもやろうとすることには1円も払わない)

 ↓ 
「京大100人論文」の全国版を東京ドームを一週間貸し切って実行し、
全国の研究者をごちゃまぜにする

毎日ランダムに研究者を一人選び、無条件に10万円を寄付する
(これが本当のイノベーション政策かと)
 ↓ 

毎日ランダムに研究者を一人選び、無条件に100万円を寄付する
(これが本当のイノベーション政策かと)


研究所を作ってあげて、そこの研究所長として心おきなく死ぬまで研究のみに没頭してもらう
 ↓ 
レベル100

 


 

 

 

ー 最後に ー

 

 

 

この本、できるだけ多くの人に届けたいと思っています。

 

 

執筆の努力よりも、その倍、届ける努力をするつもりです。
それは、有名になりたいとかいう動機では全然なく、もっと「信用」を得たいんです。

 

 

毎年、学際センターで実施する数々の本気の企画・・・ 
エッジーなゆえか、一般的に受け入れられずに、
参画者集めに毎回ほんとうに胃がキリキリして寝れない日々です。

 

 

もっと学際センターに信用があったなら、
「よくわからんけど、あのセンターがやるなら、きっとおもしろいはず。学べるはず!」

と研究者の方に思って頂き、エッジーな研究者が集まりやすくなって、

 より熱い研鑚の場が作れるはずですから。それこそが僕の学問ですから。

 

 

はたして、本書で研究者の方々の信用が得られるかどうか。

 

   
業績競争が蔓延する今日でも、
すべての研究者には、その学問への想い、研究者魂は間違いなくあるわけで、

本書には、そのコアな部分に響くかどうかが、

分かれ目と思っています

 

もちろん、本書の内容がまったく響かないものであれば、

どれだけ広めようとしても、広めたとしても全く無意味。

ですからこの本は、ある意味、学際センターと僕にとっての「審判」だと思ってます。

 

 

 

 

以上、長々とすいませんでした。
そして、ここまでお読み頂きありがとうございました。

 

 

もしよければ、何卒、ご自身でご一読いただき、

そのご判断を頂ければと思います。

 

 

そして何卒このサイトの「シェア」をお願い申し上げます。

 

 

(小学館のサイト)

学問からの手紙:時代に流されない思考

https://www.shogakukan.co.jp/books/09388672

 

(amazonのページはこちら

 

 

 

あ!
 
本の内容について、まったく紹介してなかった。
簡単に下記に示します

   


今、大学改革と言えば、金や制度やマネジメント。それとランキングといった数字の話ばかり・・・ いったい何のために改革しているのかを忘れてはいないだろうか。決して、目に見えるモノを軽視するわけではなく、そのモノに意味がある(または、ない)と認める心のほうが、目に見えるモノの先あるいは元にあるという常識(当たり前)を思い出したいだけなんです。本書にはデータもなければ数式もない、なにか実験した結果もなければ文献調査した結果もない。僕が10年来ずっとずっと想いつづけてきた<学問>について、現状への違和感を頼りに書き綴ったものです。研究者の方だけでなく、企業の方や高校生の方、子を持つ父母の方々にも、きっと響くと思っています。なぜなら、学問とは普遍の追求のこと。普遍とは、誰にでも共通することなのですから。


宮野公樹 
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