森里海連環学教育研究ユニット

http://www.cohho.kyoto-u.ac.jp/

ユニット長:山下 洋

関連部局名

農学研究科、地球環境学堂・学舎、人間・環境学研究科、フィールド科学教育研究センター、生態学研究センター、総合生存学館

ユニットの趣旨・概要

平成24年4月に、京都大学学際融合教育研究推進センターに、京都大学フィールド科学教育研究センターが事務局となり、農学研究科、地球環境学堂・学舎、人間・環境学研究科、フィールド科学教育研究センターが共同で「森里海連環学教育ユニット」を設立しました。このユニットは、(公財)日本財団との共同事業として、森里海連環学に基づく環境管理手法の構築とその人材育成を目的として作られたものです。

6年間の実績を踏まえ、平成30年4月に「教育」と「研究」を2本柱とする「森里海連環学教育研究ユニット」と名称を変更し、生態学研究センターと総合生存学館を加えた新しい体制を構築しました。新しいユニットは(公財)日本財団から助成を受けて「森里海連環再生プログラム」を共同事業として行うとともに、「森里海連環学教育プログラム」を自立運営するものです。

さらに、北海道大学水産科学研究院及び国立環境研究所とも共同研究を行い、全国展開を図ることにしています。

具体的には、森里海の連環と沿岸域の生物多様性・生物生産力との関係を解明し、全国で森里海連環の「健全度」を評価し「見える化」を行います。豊かな海を再生するための具体的な流域管理方策を提言し、市民参加型の社会運動を展開します。

ユニットの構成

構成員リスト

 

自然科学班

生物多様性グループ
笠井亮秀 北海道大学水産科学研究院・教授
安 孝珍 ユニット・特定助教
生態学的メカニズムグループ
山下 洋 フィールド科学教育研究センター・教授
益田玲爾 フィールド科学教育研究センター・准教授
LAVERGNE,Edouard ユニット・特定講師
久米 学 フィールド科学教育研究センター・特定研究員
吉岡崇仁 フィールド科学教育研究センター・教授
基礎生産グループ
寶  馨 総合生存学館・教授
山敷庸亮 総合生存学館・教授
清水美香 ユニット・特定准教授
YADAV, Shweta ユニット・特定研究員
漁業生産・環境グループ
鈴木啓太 フィールド科学教育研究センター・助教
山下 洋 フィールド科学教育研究センター・教授
小林志保 フィールド科学教育研究センター・助教
寺島佑樹 ユニット・教務補佐員
確率推論・物質循環グループ
中野伸一 生態学研究センター・教授
谷内茂雄 生態学研究センター・准教授
大庭ゆりか ユニット・特定助教
伊勢武史 フィールド科学教育研究センター・准教授
門脇浩明 ユニット・特定助教
時空間情報・GIS解析・データベース構築・防災研究グループ
亀山 哲 国立環境研究所・主任研究員
YE, Feng ユニット・特定研究員
柴田昌三 地球環境学堂・教授
西前 出 地球環境学堂・准教授
時任美乃理 ユニット・特定研究員
東口 涼 ユニット・研究員

社会科学班

政策形成グループ
星野 敏 農学研究科・教授
清水夏樹 ユニット・特定准教授
地域連携グループ
徳地直子 フィールド科学教育研究センター・教授
赤石大輔 ユニット・特定助教
分断評価グループ
浅野耕太 人間・環境学研究科・教授
法理樹里 ユニット・特定研究員

 

ユニットの活動状況等

「森里海連環学教育プログラム」は、森里海連環学教育研究ユニットが提供する流域・沿岸域の統合管理を学ぶための学際融合教育プログラムです。平成25年度から5年間、すべての京都大学の大学院生を対象として、森里海連環学を修め国際的に活躍する人材を育成してきました。5年間で208人の修了者を輩出しています。

教育プログラムでは、学際的・異分野融合的領域を有機的に結合した幅広い講義を用意しています。講義は、必修科目として「流域・沿岸域統合管理学」、選択科目として、森を中心とした講義、里を中心とした講義、海を中心とした講義、総合的な視点からの講義を基本的に英語で提供しています。

この教育プログラムは、国際的に活躍するための高レベルな内容となっており、現在の日本の環境問題に危機感を持ち、自分で貢献できることを探そうと考えている大学院生にとっては、必ず有用なものとなります。

この教育プログラムを修了すれば、学際融合教育研究推進センターから森里海連環学教育プログラム修了証が授与されますので、大学院修了後のキャリアにも役立ちます。

 

「森里海連環学教育ユニット」は、平成30年4月に「教育」と「研究」を2本柱とする「森里海連環学教育研究ユニット」と名称を変更し、新しい事業実施体制を構築しました。近年、我が国沿岸域の生物生産力と生物多様性は危機的な状況にあります。私たちは、河川を通した森里海の生態学的なつながりの悪化と分断が、沿岸域の生態系機能の劣化の主要な原因であることを、いくつかのフィールドで科学的に明らかにしつつあります。

森里海連環学教育研究ユニットの研究プログラムである「森里海連環再生プログラム」では、国内全域の水系において森里海の連環と沿岸生態系(沿岸環境、生物多様性、生物生産)との関係を解明することにより、森里海連環の健全度評価手法を開発します。森里海連環機構の解明と健全度評価により、豊かな海を再生するための具体的な流域管理方策を検討・提言し、森里海の連環を修復するために市民を巻き込んだイノベーティブな社会運動を展開するための基盤づくりを行います。

本研究プログラムは、京大フィールド研、農学研究科、地球環境学堂、人間・環境学研究科、生態学研究センター、総合生存学館、北海道大学水産科学研究院、国立環境研究所などと連携した共同研究として実施されています。