センター紹介

学際融合教育研究推進センターは、本学における複数の学問領域を横断する学際的な教育研究を機動的かつ柔軟に推進する実施体制の整備、および学際融合教育研究活動の支援を行うことを目的に、平成22年3月9日に設置されました。大学をめぐる状況が激変する時代において、新たな学問の芽を見つけ、育み、広く知ってもらう活動を展開しております。

背景・趣旨

近年、大学の教育研究を取り巻く環境は大きく変化しており、萌芽的分野や潜在的に連携が可能な分野におけるボトムアップ型の研究および様々な教育・人材育成プログラム等、部局を超えた連携・融合の必要性はますます高まっています。これに対応するため,本学では教育や研究を目的とした時限付のグループ”ユニット”を設置し、複数の部局による分野横断型の教育研究プロジェクトを実施してきました。しかし、全学的な教育・研究組織を設置し運営する体制は、かえって連携・融合が必要とする柔軟性、機動性に欠ける場合もあり、必ずしも十分なものとは言えなくなってきていました。このような状況を踏まえ、上記のような連携・融合プロジェクトを個々に現行の部局相当組織として位置づけるのではなく、より柔軟で機動的な教育研究活動ができるよう、全学的な新センターを設置し、異分野融合を促進することになりました。そして、部局を超えた学際分野の教育研究をより促進し、本学における教育研究の活性化を図ることとなりました。

センターの活動をどのように共有するか?

 

 

ビジョン

今、地球が抱えている問題は極めて甚大である。これらの課題は、いずれも複合的 昔と比べ、現在は極めて細分化している。隣の学問が全然理解できないような状況

これらの課題に対し、総合大学としてどう対応するか?
これは大きな命題である。

さらに、このような状況を踏まえてか、行政の政策もまた、横断的、全学的なものに移行しつつある。

研究者にとっても専門外の知識が必要不可欠であり、
大学としても、部局を超えた対応が必須!
 
そして・・・
現在の組織体制は、対応が複雑かつ重要である全学的・部局横断的な取り組みほどその準備と運営がスムーズにいきにくいというジレンマを抱えている・・・

全学的・部局横断的な取り組みに対して柔軟かつダイナミックに対応し、
かつ対処だけでなく挑戦的に「融合」をしかける新組織
学際融合教育研究推進センターを設立

ミッション

 

インスティテュート・リサーチ機能を備えた
学際融合教育研究推進センター

センターをハブとして部局や分野を横断するプロジェクトやユニットをネットワーク化

 

 

アクションプラン

 

1.分野横断的な新学術領域と人材の創出に関わる全学的取り組み推進

 様々な部局から構成される時限付きプロジェクト等の教育・研究グループの創発と、その後の運営支援(事務的、マネジメント的なもの)


2.組織横串的かつゲリラ的に全学的取り組み推進

 部局単独では対応できない様々な全学的タスクフォースの受け皿として「学内駆け込み寺的機能」を担い、俯瞰的かつ包括的に新学術領域の創出や研究者ならびに学生の人材育成に寄与する。

 

3.定量目的化困難な“気風”や“土壌”作りを担う基盤組織

 大学改革とは制度改革のみにあらず。真に大学を形作る気風や土壌作りは本来的に明確化しにくいものの、それに取り組まない理由は一切無い。分野を超えて学生や研究者同士の研鑽、創発、協働を促し、個々人の心と技の向上通じて総体として本学のポテンシャルを最大限化させる。

センターの目指すところ

 本学の基本理念の一つに「京都大学は、総合大学として、基礎研究と応用研究、文科系と理科系の研究の多様な発展と統合をはかる」とありますが、本センターは、この「統合をはかる」活動を中心的に行って、「多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会の調和ある共存に貢献する」ことを掲げ、異分野連携・融合により学際領域を開拓する場、学問を繋げて新たな学問をつくる場となることを目指します。人文・社会科学や基礎科学も共に、幅広くシーズ優先型の教育研究を推進し、学術創成と人材育成を図ることは、出口を見据えたニーズ優先型の研究を推進することであると共に、今日の大学に課せられた大きな役割であると考えます。本学の新たな土壌で知的贅沢感を醸成し、知的探検の面白さを提示することで、京都ならではのメッセージを発信していければと思います。

メンバー

重田眞義 アジア・アフリカ地域研究研究科・アフリカ地域研究資料センター長 専門分野:人類学 現在取り組んでいる研究課題:「眠りの進化論:霊長類における睡眠文化行動の比較研究(2016-2020)」「「アフリカ潜在力」と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究(2016-2020)」個人サイトはこちら

 

2012.4−2018.3 二代目:学際融合教育研究推進センター長 中村佳正 (情報学研究科長(2018.4〜)・教授) 

2010.4−2012.4 初代: 学際融合教育研究推進センター長 余田成男 (理学研究科・教授) 

 

 

宮野公樹 センター専任教員 准教授 専門分野:学問論、大学論、金属組織学、医療用マイクロデバイス、研究室運営、政策科学、科学技術政策、戦略的プレゼンテーション、コンセプトデザイン。著書:「学生・研究者のための使える!パワポスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術」(化学同人)、「研究発表のためのスライドデザイン」「研究を深める5つの問い」(講談社ブルーバックス)他  個人サイトはこちら

 

 

 

 

学融合フェロー

横田 真 氏 (日本ゼオン株式会社 執行役員 経営管理統括部門長(兼)業務改革推進部長)

呉 玲奈 氏 (株式会社ユニオンエー 編集者)

柴田有三氏(元特定非営利活動法人 KGC 理事長)

西村綾夏氏(株式会社セプテーニ・ベンチャーズ) 

 

学融合フェローとは:学際融合教育研究推進センターの運営や企画実施において定期的にアドバイスをいただく有識者的存在。センターから任命。