PROJECT

センターの取組み

専門にとらわれない研究が育まれる環境をつくるために、学際センターでは様々なプロジェクトを実施しています。研究者同士の研鑽を意図したイベントや、新しいユニットが生まれるための場づくり、複雑化する学問の現在を明らかにするリサーチなど、その活動は多岐に渡ります。

Grant

異分野融合基金

学際センターの挑戦を応援

About

京都大学内における「駆け込み寺」機能の資金面強化、全学的な「研鑽の場」の創設を使途とした、京都大学 学際融合教育研究推進センターを支援するための基金。

Message

2011年の学際融合教育研究推進センター (以下、学際センター)の発足時以来、 学際センター専任で活動しているのは教員1、職員2の合計3名です。

人手も資金も限られている中、 あるのは、過度に細分化・制度化された現状の学術界への危機意識と、それに対する挑戦的熱意のみ!

「ユニット」と呼ばれる多分野の研究者らが集まる研究・教育グループは、センター設立当初は9ユニットが、今では 2021年4月時点で38ユニットにのぼり、いっそう増加傾向にあります。

さらには、10年間毎月開催している『定例開催の全分野交流会』、8年間実施した 『学際研究着想コンテスト』、全国10大学以上にも広まった 『京大100人論文』、そして、全国初の分野を問わない対話型学術誌『といとうとい』の発刊と、絶えず研究者の異種格闘技の場を創出しています。

現在は、年間10大学以上が視察に訪れるまでになっており、学際、異分野融合研究活動の日本における先駆的存在として、2016年CRDS平成27年度検討報告書において学際センターの取り組みが優良事例として紹介されています。

また、2019年第一回内閣府主催日本イノベーション大賞では学際的な産学連携の活動にて「審査委員会選定優良事例」に採択されました。さらに、匿名での本音の意見交換を促す「京大100人論文」事業は、研究者らの研鑽およびマッチングの優良事例としてモデル化され、現在10大学以上でその仕組が実施されています。

学際センターが引き続き挑戦していくために、ぜひともご寄付頂けませんでしょうか。特に、2021年に創刊した全国初の分野を規定しない対話型学術誌「といとうとい」は、その制作費の多くを基金に依存しています。
詳細は下記の基金特設サイトにて。

京大異分野融合基金(京都大学基金・サイト内)