次世代研究創成ユニット
Data
ユニット長
赤松明彦(白眉センター)
WEBSITE
(K-CONNEX事業)http://k-connex.kyoto-u.ac.jp/ja/
(L-INSIGHT事業)https://www.l-insight.kyoto-u.ac.jp/
関連部局名
白眉センター、学術研究支援室、研究推進部
About
「京阪神次世代グローバル研究リーダー育成コンソーシアム The Keihanshin Consortium for Fostering the Next Generation of Global Leaders in Research」(略称「K-CONNEX」)の事務局に加えて、「世界視力を備えた次世代トップ研究者育成プログラムProgram for the Development of Next-generation Leading Scientists with Global Insight」(通称「L-INSIGHT」)を運営する「若手研究者戦略育成拠点」をユニット内に設置しています。
K-CONNEXは、平成26年10月に、文部科学省・JST「科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業」の採択を受け、平成27年2月に設立されました。京都大学を代表機関として、大阪大学、神戸大学の三大学を中心に、京阪神の関連団体・企業(国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)、公益社団法人関西経済連合会(関経連)、産学協働イノベーション人材育成協議会)とも恊働するコンソーシアムです。
L-INSIGHTは、令和元年11月に文部科学省の「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」として採択されました。本事業は2030年代に世界一級の研究者を目指す若手研究者を対象として、国内・海外の大学・研究機関、企業、国際機関等のパートナー機関の協力・参画を得て、学際、国際連携、産学連携を通じた多様な研鑽経験の機会を組織的に創出し、提供します。世界視力、すなわち時間、地理、学問分野、セクター、文化圏などの境域を越えて見渡し、見抜き、見通す力を備えた人財を育成するためのプログラムを開発、実証、普及することを目的としています。
Activity
【K-CONNEX事業】
大学院重点化により博士号取得者は大幅に増加してきましたが、一方で多くの若手研究者が真に学術の発展とその社会実装に貢献するには、システムとして解決すべき問題が立ちはだかっています。安定したポストを増やして流動性を促進し、自由な発想が保障される環境での研究から近視眼的ではない優れた成果が生み出され、それが社会に還元されていくシステムの構築が不可欠です。人材育成環境整備の必要性は、すでに平成23年度の第4期科学技術基本計画や平成25年度の日本再興戦略の日本産業再興プランの中で取り上げられました。また、平成25年度の科学技術イノベーション総合戦略でも重点的取組に指定されました。
このような状況に一石を投じるべく、文部科学省・国立研究開発法人科学技術振興機構により立ち上げられたコンソーシアム構築事業では、平成26年度に4件のそれぞれ特徴ある次世代研究者育成プログラムが採択され、活動を開始しました。そのうち、京阪神三位一体型をうたった本コンソーシアムは、関西地区の主要研究大学である三大学がそれぞれの個性を活かしつつ、産総研、関経連とも連携し、次世代グローバル研究者リーダーに相応しい人材を育成しようとするものです。数としては極めて小さなものですが、三大学が提供するユニークな研究ポストに極めて優れた若手研究者を採用し、本来あるべき環境でじっくりと良い研究をして頂こう、そして、次世代研究者のリーダーとして次世代研究を牽引して頂きたいと考えております。
本事業では、将来的なテニュアトラックを見据えた人材育成を行い、上記の理念を達成すべく、三大学が連携協力して支援活動を展開していく所存です。皆様から暖かいご支援とご協力を頂きますようお願い申し上げます。
【L-INSIGHT事業】
これまでにテニュアトラック制度の導入や若手研究者にフォーカスした支援事業は施策として実施されており、また大学独自での若手研究者育成事業を展開しています。基盤的経費の減少、雇用の不安定化、研究以外の業務の増加などの若手研究者を取り巻く環境の更なる改善に加えて必要とされているのが、激化・変化する国際競争のなかで、次世代研究を牽引する世界トップクラスの若手研究者の育成です。L-INSIGHTはK-CONNEXで構築した若手研究者の育成経験を活用し、国際的且つ産学の枠を超えて世界視力を備えた次世代トップ研究者育成プログラムを展開してゆきます。L-INSIGHTが育成対象とするのは、優れた独創性、高度な専門性が認められる研究成果をあげ、次世代研究を担う研究者としての矜持を保ち、国際的なPrincipal Investigatorとなることを目標とする若手研究者です。「世界視力」を備えた次世代トップ研究者として必要なスキルセットの育成・強化及びマインドセットの醸成・活性化に取り組むにあたり、各種プログラムは若手研究者自らが設定する世界視力コンピテンシーの達成目標に応じて、選択的に受講する準テーラーメイド型としています。
本事業では受講を促進する助成プログラムを設け、組織的に学際、国際連携、産学連携を通じた交流経験や研鑽機会を提供してゆきます。どうぞよろしくお願いいたします。
Member
2022年6月1日現在
氏名 | 所属・役職 |
赤松明彦 | ユニット長 |
島村道代 | ユニット特定准教授 |
黒田雅子 | ユニット特定職員 |