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第二回 学際センターシンポジウム ー異分野融合の複眼的視座ー

Official

無事終了!(参加者70名、インタネット視聴者131名)

詳細報告は近日中。ご期待ください

 京都大学では、学内における分野融合を促進させることをミッションとした学際融合教育研究推進センターが設置され、教育・研究における分野横断・分野融合を促進することによる教職員の相互理解進展、視野拡大、視点増加といった基盤的な質の向上を目指し、分野横断の教育・研究ユニットの創設や学内教職員が集う場作り、共同研究相手探索サービス等、これまで様々な活動を行なってきました。この度、昨年開催した第一回シンポジウムに続き、下記のように第二回シンポジウムを開催いたします。

企画意義

 我が国における学際融合研究は、その重要性とは裏腹に決して順調に進展しているとはいえず、今後重要とされる学際融合研究領域約150のうち、我が国の研究者が関与している分野はわずか50領域程度であり、かつ、それらの領域における我が国の論文が占める割合はわずか7.5%程度という調査があります(科学技術政策研究所(NISTEP)「急速に発展しつつある研究領域調査」平成15年度調査報告書等)。複数の学術分野を束ねた研究、教育事業や拠点事業は少なくありませんが、真の「異分野融合」を起こすのは容易ではありません。

本シンポジウムでは、異分野が集結しただけでは融合は起きないのではないか?という仮説のもと、「分野間の融合や越境」について、何をもって「融合」というのか?(考え方・理念: 知の全体的把握、包括・統合)、そもそもなんのための「融合」か?(新たな価値の創造: 学術、科学技術、社会的課題の解決)、どうすれば「融合」に近づくか?(手立て・組織体制: 仕組み作り、啓蒙・教育活動、人づくり)、といった視点から、京都大学学際融合教育研究推進センターと国内で先進的な取り組みを実施している大学研究機関における学際融合の試みをベースに、我が国の学際融合教育研究について議論を展開するものです。

シンポジウム概要

1.テーマ: 『異分野融合の複眼的視座 ー実践からみるその意義と評価ー』

2.日 時: 12月20日(木)14時30分~18時00分

3.場 所: 京都大学 芝蘭会館 山内ホール http://www.med.kyoto-u.ac.jp/siran/kotsu.htm

4.参 加: インターネット中継(本ページ下URLより)および現地参加(先着80名程度)

5.対 象: 学内外で分野融合に興味ある教職員、一般参加者。

6.交流会: 京大正門横 カンフォーラ (招待制)

プログラム

司会:学際融合教育研究推進センター 副センター長 横田 真

14:30 開会挨拶(京都大学副学長・理事 吉川 潔 氏)

14:35 シンポジウム趣旨説明(学際融合教育研究推進センター長 中村佳正 教授)

14:40 特別講演「学際融合の施策紹介」(文部科学省科学技術・学術政策局計画官付政策科学推進室室長 山下恭範 氏)

14:55 新ユニットにおける学際融合の試み

➢レジリエンス研究ユニット(藤井 聡 教授)

➢政策のための科学ユニット(川上浩司 教授)

➢グローバル生存学大学院連携ユニット(寶 馨 教授)

➢森里海連環学教育ユニット(向井 宏 教授)

➢実験と理論計算科学のインタープレイによる触媒・電池の元素戦略研究拠点ユニット(田中庸裕 教授)

➢構造材料元素戦略研究拠点ユニット(田中 功 教授)

➢デザイン学ユニット(椹木哲夫 教授)

➢健康長寿社会の総合医療開発ユニット(福山秀直 教授)

16:00 休憩(10分間)

16:10 各学機関における学際融合の現状・課題・展望

➢京都大学学際融合教育研究推進センター(センター長 中村佳正 教授)

➢京都大学における学際融合調査紹介(学際融合教育研究推進センター 宮野公樹 准教授)

➢大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室(池田雅夫 統括マネージャー/特任教授)

➢総合研究大学院大学学融合推進センター(センター長 平田光司 教授)

➢東京大学情報学環 福武ホール(森 玲奈 特任助教)

➢科学技術政策研究所(主任研究官 阪 彩香 氏)

17:20 休憩(10分間)

17:30 参加者から質問に基づく公開円卓会議 (ファシリテーター 宮野公樹 准教授)

<論点例>

・分野融合や越境の考え方・理念(知の全体的把握、包括・統合の観点等)

・融合の意義・目的(新たな価値の創造、学術・科学技術、社会的課題の解決の観点等)

・融合の仕組み(組織体制、啓蒙・教育活動、人づくりの観点等)

18:00 閉会挨拶(京都大学副学長・理事 淡路敏之 氏)

シンポジウム参加

ライブ放送中での質問可(ただしスタッフが取捨選択)

http://www.ustream.tv/channel/cpier-121220

Twitterハッシュタグ⇒ #cpier

会場参加の方 講演者、パネリストへのダイレクトな質問、名刺交換が可能。配布資料の入手等 先着80名

http://kokucheese.com/event/index/61468/

以上、ご参加およびご協力を何卒よろしくお願い申しあげます!

問い合わせは右フォームより:http://www.cpier.kyoto-u.ac.jp/inquiry/