PROJECT

センターの取組み

専門にとらわれない研究が育まれる環境をつくるために、学際センターでは様々なプロジェクトを実施しています。研究者同士の研鑽を意図したイベントや、新しいユニットが生まれるための場づくり、複雑化する学問の現在を明らかにするリサーチなど、その活動は多岐に渡ります。

Grant

異分野融合基金

令和7年6月25日

京都大学学際融合教育研究推進センター
センター長  時任 宣博

 

京都大学異分野融合基金:オンライン受付終了のご報告とお詫び

 

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

皆様から多大なるご支援を賜っております学際融合教育研究推進センターの「異分野融合基金」ですが、この度、諸般の事情により、誠に恐縮ながら今月末にて京都大学プロジェクト支援基金としてのオンライン寄付受付を終了することになりました。これまで温かいご寄付をお寄せくださった皆様には、心より感謝申し上げますとともに、この度のご報告が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。

これまでの皆様からのご寄付は、学際的な研究教育グループの設立支援や京都大学内の分野を越えた交流事業のために大切に活用させていただいております。特に、分野を越えた学術研究ポスター発表大会「京大100人論文」は、令和7年1月開催時の来場者数がのべ850名を超えるなど、皆様のご支援により、これまでにない規模で実施できましたことをご報告させていただきます(開催報告書はこちらから)。

京都大学プロジェクト支援基金としてのオンライン受付終了に伴い、今後の本センターへのご支援に関しましては「基金」ではなく「寄付金」という扱いとなり、ご厚志をいただける場合には、下記のサイトにありますように「寄付申込書」を寄付金問い合わせ先、または、学際融合教育研究推進センター担当教員(宮野公樹・准教授 miyano.naoki.2n@kyoto-u.ac.jp)にお送りいただくことになります。

ご参考:京都大学「その他のご寄附」

ご参考:寄附申込書 様式はこちらからダウンロードできます。
寄附申込書様式[Word]

皆様の温かいお気持ちに、お手間を増やすことになり大変申し訳ございません。何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
今後とも、本センターの活動にご着目とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


敬具

 


 

About

京都大学内における「駆け込み寺」機能の資金面強化、全学的な「研鑽の場」の創設を使途とした、京都大学 学際融合教育研究推進センターを支援するための基金。

Message

2011年の学際融合教育研究推進センター (以下、学際センター)の発足時以来、 学際センター専任で活動しているのは教員1、職員2の合計3名です。

人手も資金も限られている中、 あるのは、過度に細分化・制度化された現状の学術界への危機意識と、それに対する挑戦的熱意のみ!

「ユニット」と呼ばれる多分野の研究者らが集まる研究・教育グループは、センター設立当初は9ユニットが、今では 2021年4月時点で38ユニットにのぼり、いっそう増加傾向にあります。

さらには、10年間毎月開催している『定例開催の全分野交流会』、8年間実施した 『学際研究着想コンテスト』、全国10大学以上にも広まった 『京大100人論文』、そして、全国初の分野を問わない対話型学術誌『といとうとい』の発刊と、絶えず研究者の異種格闘技の場を創出しています。

現在は、年間10大学以上が視察に訪れるまでになっており、学際、異分野融合研究活動の日本における先駆的存在として、2016年CRDS平成27年度検討報告書において学際センターの取り組みが優良事例として紹介されています。

また、2019年第一回内閣府主催日本イノベーション大賞では学際的な産学連携の活動にて「審査委員会選定優良事例」に採択されました。さらに、匿名での本音の意見交換を促す「京大100人論文」事業は、研究者らの研鑽およびマッチングの優良事例としてモデル化され、現在10大学以上でその仕組が実施されています。

学際センターが引き続き挑戦していくために、ぜひともご寄付頂けませんでしょうか。特に、2021年に創刊した全国初の分野を規定しない対話型学術誌「といとうとい」は、その制作費の多くを基金に依存しています。