[地域研究×教育学×工学]
地域連携教育研究推進ユニット
Data
ユニット長
開沼 太郎(教育学研究科・准教授)
WEBSITE(本ユニットに関するお問い合わせはこちらより)
https://coc.educ.kyoto-u.ac.jp/chiiki/
関連部局
教育学研究科、工学研究科、経営管理大学院
About
わが国を含む先進国においては、途上国の新たな人、物、金の流れによって、人間の可能性を育んで来た職場・家庭の弱体化、流動化、空洞化を招来する可能性がある。こうした現象は、わが国全体のマクロレベルに限定されるものではない。厳しい財政事情、資源制約下にあるミクロレベルの地方自治体においても、地域住民の「生存」の保障は極めて重要な政策課題になるものと思われる。ゆえに、人類の生存基盤について幅広く研究するディシプリンである「生存学」に基づく戦略構想の構築は、地域社会にとっても喫緊の課題である。京都地域においても、近年人口減・高齢化の進展に伴い、地域社会の「生存」を脅かす様々なリスクが顕在化し始めている。したがって、京都に相応しい地域主権改革の仕組や都市づくり、産業構造の転換、環境保全、豊かな伝統文化・芸術資源の継承と新たな創生、それらを支える人材育成等に関して地域と住民の「生存」を保障する長期ビジョンの策定が求められている。本ユニットはこうした地域課題に応答し、地元京都のまちづくりの計画策定・推進の中核センターとしての役割を担う。
Activity
本ユニットは『地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)』文部科学省の補助事業の活動です。当事業では以下の3点を目的としています。
1.好循環の創出
地域の課題(ニーズ)と大学の資源(シーズ)のマッチングにより、地域と大学が必要と考える取組を全学的に実施
大学は自らがもつ“知”を地域再生・活性化のために活用し、また地域は自らがもつ“教育力”を大学に還元
2.地域課題に対する応答性向上のためのガバナンス改革
学内組織が有機的に連携し、「地域のための大学」として全学的に地域再生・活性化に取り組み、将来的に教育カリキュラム・教育組織の改革につなげる
3.学外との組織力向上
協定の締結や対話の場の設定等により、大学と自治体・地元企業等が組織的・実質的に協力できる環境の構築をめざす
Member
氏名 | 所属 | 職名等 |
開沼太郎 | 教育学研究科 | ユニット長 准教授 |
高見 茂 | 教育学研究科 | 事務局長 非常勤研究員 |
藤井 聡 | 工学研究科 | 教授 |
若林直樹 | 経営管理研究部 | 教授 |
杉本 均 | 教育学研究科 | 非常勤研究員 |
高見佐知 | 教育学研究科 | 非常勤研究員 |