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ナビスコラに回答頂いた研究者たちはどの分野に?

Official

イラストレーション:浜名信次(Beach)

 
今の学問を知るためのツール「ナビスコラ」!
その製作思想を表現した担当(宮野)の自作自演インタビューとともに、
研究者らによる診断結果のリスト(本ページ最下部)をお楽しみ下さい


ニコニコ大百科に「ナビスコラ」を掲載頂きました!(18/06/01)
NHKニュース番組「京いちにち」に取り上げられました!(18/06/05)
京都大学HPに掲載されました!(18/06/06)

 

 

 

ーー また、変なの作って遊んでますねぇ

 

そういって頂けると嬉しいです。もちろん、大まじめですが。
*ナビスコラ本体へはこちらから

 

 

 

ーー そもそもの狙いはどこに?

 

もともとは、「学術分野の比較大調査」への調査回答数を増やすことを主たる目的として、なんか話題になるやつを作ろう!とおもったんです。回答数はまだ目標の10%足らずですから。

 

 

 

ーー そういうことですか。

 

現状のナビスコラは中間発表的な扱いです。診断結果も不十分。ですので、このサイトをきっかけに少しでもデータが集まり、無事に100%に達した暁には完全バージョンとして再度ローンチします。研究者のみなさま、何卒お力をお貸し下さい! アンケートはこちらから。

 

 

 

ーー 文科省やJST,JSPSなど、組織的に正式なルートからやったほうが早いんじゃないですか?

 

でも、それだとやらされ感が強い。それにいろいろ制約もつきます。やっぱりボトムアップでやりたいようにやりたいんですよ。ま、この調査の大本は科研費研究(科研費萌芽「異分野融合研究の研究」H24終了 代表:宮野公樹)ですけどね。その後、学際融合教育研究推進センターの活動として継続しているわけです。

 

 

 

ーー 回答率を増加させる以外にも目的があるんでしょ? でないとここまで凝ったサイトは作れない

 

例えば、研究者が診断結果を見て、「え? 私この分野なの? いまと全然ちがう!」OR「私、やっぱりこの分野なんだ…」ってかんじで、自身を見つめ直す一助になってもいいかなと。それに、研究者以外の方にも学術研究に触れるきっかけになればいいと考えています。さらに、通りすがりの研究者のうち、このサイトを読んでいるようなちょっと興味もっていただいた研究者には、さらに2つのサイトを用意してるんです。

 

 

 

ーー ほう!

 

まずはこちらナビスコラの学問分野相関図のより詳細版です。研究キーワードをいれると、そのキーワードで研究してる研究者のつながりが表示されます。同じ研究キーワードでも違う分野の研究者がやっているということが分かれば、異なる分野間での連携が模索できますよね。

 

 

ーー これは面白い。一つの宇宙のようで、かつ有益! この相関図上の各ドットは研究者なんですね?

 

そうですそうです。このような学術分野MAPは世間ではよくみうけますが、いずれも論文の著者の所属組織を連関させたもの。こちらのMAPはアンケートに回答した1,757名の研究者が「あなたの研究のキーワードを教えて下さい」と答えた結果の相関をビジュアライズしたものです(説明動画はコチラ

 

 

 

ーー もう一つのサイトは?

 

ナビスコラの診断の結果を集計するこのサイト内の研究者リスト(本ページ最下部)です。現役研究者らが実際にどの分野と診断されたかを実名と共にまとめました。

このナビスコラ、他人の診断結果がすごく気になるんですよね! あいつが回答したらどの分野になるんだろう・・って感じで。そこで、「あ!あの人も回答したんだ。え? ○○分野? なんか全然イメージと違うやん〜」ってな感じで楽しむために作りました。

 

* 登録は自由。このページの最下部にあります。研究者のかた、ぜひご協力を!

 

 

 

ーー へー! でも、このリストの意図は楽しむだけ?

 

はい。でも、このリストのおかげで一回こっきりの診断だけでなく、「その後、知り合いも回答したかな?」って再訪問してくれるでしょ? それがねらいです。ワクワクのデザインってやつです。

 

 

 

ーー でも、実際の専門と診断結果がずれている人ばかりだったら、信憑性が問われるのでは?

 

それも、おもしろいじゃないですか、自分の分野の特性をもとにして分析してるのに、自分が回答したら違うって。「え? もしや、おれってはみ出してる?!」って感じるのは、研究者にとって誉れですよ。それに、そもそも元データもまだ10%の回答率だし、「より現実に即した診断結果がほしい!」という気持ちがきっかけとなり、もっともっと回答率が上がればいいかなって。

 

 

 

ーー はは! 正しい結果がほしいなら、みんながんばってアンケートに答えてね!ってことですか

 

そう。それに、このリストはいうなら「フットワークの軽いオープンマインドな研究者のリスト」でもあります。このリストのメンバーなら集まって何をやってもきっと面白いコトができるはず! イケてる研究者の母集団ってわけです。

 

 

 

ーー 確かに! また数ヶ月後にこのサイトを訪れるのが楽しみになってきました。
   最後に、診断結果をどういう仕組みで判定してるのか、お教え下さい。

 

先ほど話した「学術分野の比較大調査」のデータが元になってます。この調査結果の分析により、「○○分野はこういう価値観や研究観をもった人が多い」という知見を得られています。

で、この調査で実施したときの100個の質問のなかから、分野間で回答結果の差が大きい質問20個を選出し、その後、その質問の文言を一般向けにわかりやすく翻訳したものがナビスコラでみなさんに回答してもらった質問ってわけです。

どの質問にYesとしたか?というデータと、もともとの調査で得られた学術分野の特長と照らし合わせれば、「あなたは、○○学のタイプです」と特定できるわけです。なお、言うまでもありませんが、この診断結果は数学や言語など、各分野固有の方法・手法における技能レベルは問うていないので、向いているというのはあくまでも価値観や研究観のレベルですね。あと、誰でも質問に答えやすいように、質問の文言は本調査とは異なるものに「翻訳」しています。(例えば、本調査:「研究では自分の主義を常に意識している」 → 一般向けに翻訳後:「こだわりは重要だとおもう」)したがって、まあ、占い程度のものという理解で丁度です。

 

 

 

ーー たしかにこういう試みは、国の研究助成金ではできなさそうですね。

 

そうなんですよ。得られたデータを論文にしよう!などとおもってたら決してできません。響かなければ意味はなく、かつ大勢に響くために自由であれ。この信念のもと、つくりました。みなさま、ぜひ楽しんで頂ければとおもいます!

 

 

 

 

 

 

H29年度京都大学総長裁量経費事業
実施責任:京都大学学際融合教育研究推進センター
担当:宮野
本件に関するお問い合わせはコチラ

 

 

 

 

ナビスコラに回答頂いた研究者たちはどの分野に?


 

 

このリスト作成に共感いただけた方はぜひ本ページ最下部よりご登録を
抽選で10名様に「異分野融合、実践と思想のあいだ。」を送付(締め切り2018/12/31)

掲載研究者 34
2018/06/12時点 

 

 

 

「人文学タイプ」となった研究者
小山真紀(地域防災学、工学/岐阜大学)まさかの人文・・・

 

 

「医歯薬学タイプ」となった研究者
上野ふき(マインドクラメイト/名古屋大)二回目は社会科学だった。両方ともまああたってる

 

「工学タイプ」となった研究者

谷口卓也(化学/早稲田大学)たしかに考え方は工学に近い
神成淳司(情報/慶応大学)そのまんまや
中村正裕(ゲノミクス、医学/東京大学) やっぱりあたっている

 

「情報学タイプ」となった研究者

高雄啓三(行動生理学、実験動物学/富山大学) 今は生命系ですが学位は情報学。面白い

 

「数物系タイプ」となった研究者

 

「環境学タイプ」となった研究者

天野麻穂(科学技術コミュニケーション/北海道大学)2回やって2回とも環境学!意外…

 

「生物学タイプ」となった研究者
隠岐さや香(科学史/名古屋大経済学研究科)全然違うけど面白い!

酒井 敏(地球流体力学(数物系)/京都大学)生物学は最も苦手なのに
Takahiro Murakami(生物学、生態学/九州大学)そのまんまでちょっと恥ずかしい
野村泰介(生物化学/京大)ぴったりあたった

「社会科学タイプ」となった研究者
駒井章治(脳科学、行動科学/奈良先端大)迷いによって社会科学と化学に

三浦瑠麗(国際政治/東京大学)そのままでした
濱野強 健康社会学 京都産業大学 意外。。。

 

「化学タイプ」となった研究者

濱野強(健康社会学/京都産業大学) 意外。。。

 

「農学タイプ」となった研究者

久木田水生(哲学、倫理学/名古屋大)なかなか面白いですね
井元清哉(数理医学/東京大学)以外・・・

 

 

「総合理工タイプ」となった研究者

村上祐子(哲学、倫理学/立教大学)おそらく価値観は複数レイヤーになっている
宮野公樹(学問論、大学論/京都大学)当たってるかも
東原紘道(構造工学/防災科学技術研究所)ウーム、自画像が揺らいできた

杉田 暁(空間情報科学、プラズマ物理学/中部大学)そのものずばりだった

中村秀規(環境政策、環境ガバナンス/富山県立大学)ずばりだ

一方井祐子(科学コミュニケーション、心理学/東京大学)なんと意外な!
白瀧千夏子(生体関連化学、生物学/自然科学研究機構)なるほどー

津田大介(ジャーナリズム/早稲田大学)やってみました
上田泰己(脳科学/東京大学)ビンゴ
清水智樹(科学コミュニケーション、歴史学/京都大学)理工系の要素はないはずですが、、面白い!
山極寿一(霊長類/京都大学)へえ、俺、総合理工・・・
和田隆広(Human Machine Systems, ロボティクス/立命館大学)私は私です.
渡辺もも (宗教学/東北大学)うねうねして気持ちよかったです。

 

「複合領域タイプ」となった研究者

平理一郎(脳神経科学ノースカロライナ州立大学)バッチリ当たっていて驚き
平岡敏洋(人間機械系/名古屋大学)複合領域か総合理工だと思ってました

吉田えり(看護学/森ノ宮医療大学)あっているかと!
田中和哉(人工知能・大学経営、政策/東大・GRIPS・慶應大・OIST )役に立つって難しいですね
國包レイモンド(発生生物学、科学コミュニケーション/京都大学)確かにいろんな分野を扱っています

 

 

 

 

 

上記リストに掲載頂ける研究者の方はこちらよりご登録ください
目標1000人!
大勢集まれば、きっと異様な盛り上がりの熱が湧いてくるくるとおもうんです!

何卒ご協力、よろしくおねがいもうしあげます。