ABOUT

センターについて

京都大学 学際融合教育研究推進センターは、研究者が専門を越えて研鑽できる学問本来の土壌作りを目的とし、学際的研究、学際的活動を企画・実施する組織です。

Mission

細分化した学問を
融合するために

Mission/細分化した学問を融合するために

人類が直面する課題は複合的でその解決には広範な専門性を要する一方、学問の多様化・細分化は進み、研究者は隣接する学問領域についても把握しきれない状況となっています。京都大学学際融合教育研究推進センターでは総合大学としてこうした現状を打開するため、学内で立ち上がる全学的・部局横断的な取り組みに対して柔軟かつダイナミックに対応できる枠組みを提供し、さらには積極的に「融合」をしかけます。

Value

定量化できない
気風や土壌を重視する

Value/定量化できない気風や土壌を重視する

近年、大学の教育研究を取り巻く環境は大きく変化しており、萌芽的分野や潜在的に連携が可能な分野における部局を超えた連携・融合の必要性は高まっています。しかしながら、こうした背景で実施される大学改革は、制度的な改革が主で、真に大学を形作る気風や土壌作りにまで及ばないことが多いのも事実です。学際センターでは、本来的に明確化しにくい気風や土壌まで改革することを重視することで、個々人の心と技の向上を通じて総体として本学のポテンシャルを最大限化していきます。

Vision

専門横断プロジェクトの
ハブとなる

Vision/専門横断プロジェクトのハブとなる

学際センターは、複数の学問領域を横断するプロジェクトを推進すべくその実施体制を整備し、これらのプロジェクトに相互につながりを見出しネットワークを形成します。このように異分野連携・融合による学際領域の開拓を通じて、本学の基本理念の一つである「京都大学は、総合大学として、基礎研究と応用研究、文科系と理科系の研究の多様な発展と統合をはかる」の実現を目指します。

Action Plan

専門外での研鑽を育む

Action Plan/専門外での研鑽を育む

分野を横断する学術領域についての研究・教育を目的とする複数の部局から構成される時限付きのグループの創発と運営支援を行います。部局単独では対応できない課題に取り組むタスクフォースの要請を受けて組織上の受け皿としての役割を担い、いわば学内の「駆け込み寺」として機能できるように体制を整えていきます。

Members

センター構成員

  • 時任宣博

    センター長
    [専門分野:有機元素化学]
    京都大学理事・副学長(研究担当)と兼任。基礎有機化学会会長他、学会長経験多数。Alexander von Humboldt賞他、受賞多数。最近の受賞は2021年度「第74回日本化学会賞」。2022年から現職。
    Website
  • 宮野公樹

    センター専任教員 准教授
    [専門分野:学問論、大学論、金属組織学]
    2011年から現職。著書に「研究を深める5つの問い」(講談社ブルーバックス)、「学問からの手紙」(小学館)、編共著「学問の在り方ー真理探求、学会、評価ー」(ユニオンエー)。近著は2021年2月「問いの立て方」(ちくま新書)
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  • 事務局


    数井保博(2013年4月より現職)/西井美季(2023年4月より現職)/石川香織(2021年4月より現職)

  • 過去在籍した教員

    センター長(2010.4〜2012.3):余田成男(現理学研究科教授)/センター長(2012.4〜2018.3):中村佳正(情報学研究科教授)センター長(2018.4〜2022.3):重田眞義(アジア・アフリカ地域研究研究科)/研究員(2019.4〜2020.3):井出和希(現大阪大学)/インターン生:渡辺彩加(2020.6.1-2022.3.31)