UNIT LIST

所属の研究グループ

専門にとらわれない研究を支援するため、学際センターは学際的ユニットの設置審査、および承認と支援を行なっています。ユニットは公式の有期的学内組織として活動し、これまで59ユニットが活動を展開し、現在は30ユニットが所属しています(2023/04/01現在)

Unit

薬学×化学×理学

重水素学研究拠点ユニット

Data

ユニット長
中 寛史 (薬学研究科・准教授)

WEBSITE  https://deut-switch.pharm.kyoto-u.ac.jp/

関連部局
薬学研究科、人間・環境学研究科、複合原子力科学研究所

About

分子を構成する軽水素を重水素に置換した重水素化物質は先端計測の鍵物質である。同時に、重水素の機能を活かした分子設計と活用が国際的に活発化している。2022 年には、重水素化された医薬分子が我が国で初めて新薬として承認され、新しい低分子モダリティとして認知されつつある。このような背景のもと、本研究ユニットでは重水素を含む分子を新しい視点で見直し、理解し、新しい価値の創出につなげる新たな学術分野「重水素学」を展開する。そのために重水素化物質を(1)つくる(合成)、(2)わかる(理論)、(3)はかる(計測)、(4)つかう(利用)の 4 分野を連動して研究を推進する。

 本研究ユニットは2020年10月から科研費学術変革領域研究(B)の支援を受けて活動をスタートした。重水素で世界を変える「デュースイッチ(Deut-Switch)」を目標に、協働の輪を広げる。

Activity

本研究ユニットの主たる使命は、重水素学にかかわる共同研究活動および情報交換を促進することである。以下の 3 つの役割を果たし、国際的に認知される重水素学の研究拠点へと成長させる。

  1. 共同研究と情報交換、情報発信のハブ
  2. 対外的な窓口(DeuNet への参画、産学官連携)
  3. 新分野構築に向けた予備検討と議論の場  設置期間の 5 年以内に目指す姿は、以下のいずれか、あるいは複数を想定する:
  4. 外部資金獲得による活動の拡大
  5. 部局内付属組織への改編あるいは統合
  6. 学協会における持続可能な組織への改変

Member

氏名 所属 役職等
中 寛史 薬学研究科准教授
金尾英佑薬学研究科助教
藤田健一人間・環境学研究科教授
杉山正明複合原子力科学研究所教授
奥田 綾複合原子力科学研究所助教
澤間善成大阪大学 薬学研究科准教授
石元孝佳 広島大学 先進理工系科学研究科教授
前川京子同志社女子大学 薬学部教授
安達基泰 量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所上席研究員