UNIT LIST

所属の研究グループ

専門にとらわれない研究を支援するため、学際センターは学際的ユニットの設置審査、および承認と支援を行なっています。ユニットは公式の有期的学内組織として活動し、これまで59ユニットが活動を展開し、現在は22ユニットが所属しています(2024/09/01現在)

Unit

工学×防災×文学×社会科学

「官」と「民」の関係ガバナンス実践研究ユニット

Data

ユニット長  大西 正光(工学研究科・教授)

WEBSITE

関連部局
工学研究科、防災研究所、人間・環境学研究科、地球環境学堂、
経営管理大学院、文学研究科、人文科学研究所

About

 インフラの建設、維持管理や防災・災害対応といった都市社会を支える諸サービスが安定的に確保されるためには、「官」すなわち行政と「民」すなわち民間企業や非営利組織等の民間主体の間の適切なガバナンスの存在が不可欠である。

 都市社会を支える諸サービス供給において、「官」のみ、あるいは「民」のみが役割を果たすのではなく、適切な関係性のもとに両者が役割を果たすようなガバナンス関係の存在が不可欠であるが、望ましい官民関係は、地域や経済社会、技術といった諸要因によって変わりうるものである。したがって、望ましい官民のガバナンス関係を実際に構築して行くためには、現実の具体的な問題を対象とし、研究者だけでなく、問題の当事者である諸主体とのコミュニケーションの場を設け、実践的な研究を行っていく必要がある。

 本ユニットでは、社会基盤や都市社会といった工学的問題を対象とすることから、工学研究科が代表(設置責任)部局として運営を行う。その上で実践研究の展開にあたっては、工学的技術といったハードな側面を考える専門家と、文化や社会経済といった人文社会科学のソフトの側面を考える専門家の融合が不可欠であり、本ユニットでは以下のメンバー表にあるとおり、人文社会学を専門にする研究者も含めた多様なメンバーで構成されている。

Activity

官民関係ガバナンス研究連携ユニットでは、
1) インフラの建設、維持管理に関する入札や契約に関する諸制度の問題
2) 防災・災害対応における自助・共助・公助の線引き問題
3) 民間プラットフォーマーやビッグデータの公的ガバナンス問題
の実践的研究テーマに取り組んでいく。

2024年9月1日から2034年3月31日の設置期間の間に、「官民関係ガバナンス」研究の学問的枠組み及びそれを支える研究ネットワークを構築する。また、各研究課題に関連する政策立案および実装といった成果も生み出す。

Member

氏名所属職名等
大西正光工学研究科ユニット長
教授
藤井聡工学研究科教授
中尾聡史工学研究科助教
上原麻有子文学研究科教授
矢守克也防災研究所教授
畑山満則防災研究所教授
中野元太防災研究所助教
山口敬太地球環境学堂准教授
柴山桂太人間・環境学研究科准教授
大庭哲治経営管理大学院准教授
向井佑介人文科学研究所准教授
山泰幸関西学院大学教授
谷口博文筑紫女学園大学教授
樋口孝夫長島・大野・常松法律事務所弁護士
山口真司北海道大学特定教授
五艘隆志東京都市大学教授