UNIT LIST

所属の研究グループ

専門にとらわれない研究を支援するため、学際センターは学際的ユニットの設置審査、および承認と支援を行なっています。ユニットは公式の有期的学内組織として活動し、これまで69ユニットが活動を展開し、現在は21ユニットが所属しています(2024/04/01現在)

Unit

工学×化学×農学

ナノテクノロジーハブ拠点ユニット

Data

ユニット長
土屋智由(工学研究科・教授)

WEBSITE(ユニットへのお問い合わせは下記より)
http://www.mnhub.cpier.kyoto-u.ac.jp/

About

京都大学における高度研究施設・設備の共用化によるナノテクノロジー分野の支援は、平成14年にスタートした文部科学省のプロジェクト「ナノテクノロジー総合支援プロジェクト(平成14年~18年)」に遡ります。その後、「ナノテクノロジー・ネットワーク(平成19年~23年)」を経て現在の「ナノテクノロジープラットフォーム」がスタートしました。平成23年には文部科学省の「低炭素社会構築に向けた研究基盤ネットワークの整備事業」(低炭素ネットワーク:LCnet)により総額30億円の最新鋭微細加工・評価装置群を擁する「次世代低炭素ナノデバイス創製ハブ」の運用を開始しました(自主事業)。
 現在は、学際融合教育研究推進センターのナノテクノロジーハブ拠点ユニットが、吉田キャンパスおよび桂キャンパスの微細加工装置群と宇治キャンパスの微細構造解析用電子顕微鏡群の3拠点を、開かれたハブ拠点として一体的に運用し、微細加工と微細構造解析の両面からナノテクノロジー分野の研究開発に携わる産官学の利用者を支援しています。なお、ナノテクノロジープラットフォーム事業の微細加工プラットフォーム代表機関も学内組織上は当拠点ユニットに属していますが、実施機関としてのナノテクノロジーハブ拠点とは独立した組織として運用されています。

Activity

・微細加工プラットフォーム
京都大学ナノテクノロジーハブ拠点(ナノハブ)では、文部科学省「ナノテクノロジープラットフォーム事業」の微細加工実施機関として、最新鋭微細加工装置群と専門技術職員を擁する微細加工プラットフォームを駆使して、産官学の多様な利用者にシンセシス知を創出・蓄積・活用・継承するためのアンダーワンルーフ型研究開発環境と人的交流環境を提供します。多種多様な基板・薄膜材料を4インチまたは6インチのウエハレベルで加工・評価することができるナノマイクロ試作ラインを提供する開かれた施設として運用します。簡単な利用審査手続きにより、企業を含めた内外の研究者のどなたにもご利用いただけます。多数の高機能高性能の微細加工・評価装置を備えて、皆様のご利用をお待ちしています。

・微細構造解析プラットフォーム
ナノテクノロジープラットフォーム事業における微細構造解析プラットフォームでは、最先端計測技術を提供し、ナノテクノロジーに関連した多彩な先端機能性材料について、微細構造解析を中心にした研究支援を推進することで、我が国における材料開発研究の発展、競争力の向上、人材の育成に資することを目的としています。国立大学法人京都大学における微細構造解析プラットフォームでは、特色ある最先端の透過電子顕微鏡を用いた各種ナノ材料や有機、無機物質で合成された先端機能性材料の微細構造解析と元素分析を主な研究領域として支援を行います。支援装置として、化学研究所に設置されている極低温高分解能透過電子顕微鏡と球面収差補正透過電子顕微鏡を登録し、装置の特性を生かした支援を実施します。

Member

氏名所属職名等
土屋 智由工学研究科ユニット長
教授
立川 康人工学研究科教授
青山 卓史化学研究所教授
治田 充貴化学研究所准教授
内本 喜晴人間・環境学研究科教授
上髙原 浩農学研究科教授
横川 隆司工学研究科教授