[農学×薬学]
生理化学研究ユニット
Data
ユニット長
小川 順(農学研究科・教授)
WEBSITE(ユニットのサイトからお問い合わせください)
http://www.physichem.kais.kyoto-u.ac.jp/
About
農学研究科および薬学研究科はそれぞれ食品または医薬品を主要な研究対象としますが、類似した研究者養成システムを有しています。また、「医食同源」の語彙に暗示されているように、食品と医薬品に関する先端研究は、共通の基礎学問や実験技術に支えられています。生理化学研究ユニットにおいては、生命現象を化学的な手法を用いて解析する「ケミカルバイオロジー」分野における優れた実績を基盤とし、生理学を融合することにより、新たな学術となる「生理化学」の創生を目指します。本ユニットにおいては、農学および薬学研究科が連携して医薬品の開発に向けた応用的研究を実施します。
これまで生理学と天然物化学の協調的な学問は発展しておらず、食品に内在する多様な生物機能に関する科学的根拠に基づく解明が立ち遅れています。農学と薬学の連携により、食品成分の多彩な生理機能を先鋭化学的な視点から究明する生理化学研究を実践する本ユニットは極めてユニークな学内組織である。保健機能食品研究において不足していた生理学と化学の研究手法の融合により、分子レベルでの機能性メカニズムの解明が可能になり、さらに医薬品を視野に入れた研究への展開も期待できると考えられます。
Activity
農学と薬学の連携による生理化学研究を効率的に推進するため、両研究科から9グループが中核となり生理化学研究ユニットを設置しました(2011年4月)。農学と薬学研究科内に研究教育スペースが確保され、天然化合物からの機能性食品や医薬品シーズに関する研究と生理化学の基礎・応用研究が連携しながら実施されています。農学研究科に設置されている3つの寄附講座では、本ユニットの内容と類似する研究も手掛けられており、協調した研究・教育活動も企画されています。
Member
氏名 | 所属 | 職名等 |
小川 順 | 農学研究科 応用生命科学専攻 | ユニット長 教授(兼) |
掛谷秀昭 | 薬学研究科 創発医薬科学専攻 | 副ユニット長 教授(兼) |
阪井康能 | 農学研究科 応用生命科学専攻 | 教授(兼) |
三芳秀人 | 農学研究科 応用生命科学専攻 | 教授(兼) |
木岡紀幸 | 農学研究科 応用生命科学専攻 | 教授(兼) |
入江一浩 | 農学研究科 食品生物科学専攻 | 教授(兼) |
佐々木 努 | 農学研究科 食品生物科学専攻 | 教授(兼) |
竹島 浩 | 薬学研究科 薬科学専攻 | 教授(兼) |
大野浩章 | 薬学研究科 創発医薬科学専攻 | 教授(兼) |
植田和光 | 高等研究院 物質-細胞統合システム拠点 | 特定教授 |
井上和生 | 農学研究科 食品生物科学専攻 | 教授 |
村井正俊 | 農学研究科 応用生命科学専攻 | 准教授 |
村上一馬 | 農学研究科 食品生物科学専攻 | 准教授 |
塚野千尋 | 農学研究科 食品生物科学専攻 | 准教授 |
大日向耕作 | 農学研究科 食品生物科学専攻 | 准教授 |
後藤 剛 | 農学研究科 食品生物科学専攻 | 准教授 |
井貫晋輔 | 薬学研究科 創発医薬科学専攻 | 准教授 |
安藤晃規 | 農学研究科 応用生命科学専攻 | 助教 |
倉永健史 | 薬学研究科 創発医薬科学専攻 | 助教 |
市村敦彦 | 薬学研究科 薬科学専攻 | 助教 |
小段篤史 | 高等研究院 物質-細胞統合システム拠点 | 特定助教 |
久米利明 | 薬学研究科 | 連携教授 |
メンバーの詳細はユニットWebサイトのメンバーページをご覧ください
http://www.physichem.kais.kyoto-u.ac.jp/